映画予告ソムリエ

映画を本編だけでなく予告動画も愛そうの会。映画を観た人前提で話が進みますので、盛大なネタバレを含みます。

【キングダム】原作ラブ!をビシビシと感じるがメリハリなし.../映画予告レビューネタバレ

 

キングダム

kingdom-the-movie.jp

 

 

原作ファンです。漫画実写化かつ不穏すぎる記事が公開直前で世に放たれてめっちゃ見るか迷ったんですがやっぱり原作好きなので見にいきました。

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監督ゥ〜〜〜

でも佐藤監督はブリーチの実写化も高評価だったから推してたyo、ブリーチ見てないけど

 

今回は原作の1〜5巻の部分が実写化。本当にチョー序章の部分なのでこのまま続編が出て飛信隊が活躍してほしいまである

 

 

 

 

 

あらすじ

キングダム自体のあらすじをざっっっくりと説明すると、

・中国春秋戦国時代の秦王・政が、覇権をめぐる争いに揉まれながら中国統一を目指す

・奴隷の主人公・信が、剣を取り出世し、天下の大将軍を目指す

この2人を主軸としながら展開される歴史ドラマです。

史書の記述もふまえながら構築されてるので、うっかり登場人物の名前を検索すると漫画でなくともネタバレになるお。

で、今回の映画はこの2人の出会い〜その出世レースのスタートラインに立つまでの内容を説明している感じ。

 

映画部分のあらすじは

 

・政の弟である成蟜が謀反を起こした。

・王宮を追われ僻地へ潜んでいた政は、信とともに王座奪還を目指す。

2人の出会いのキッカケは(結婚式みたいなフレーズになってしまった)、漂という少年。

信と共に奴隷であり、将軍を志していた漂は、政と容姿が似ていることから身代わりとして王宮へ入り殺されてしまう。

最初、信は政を酷く憎んでいるがいろいろ見えてきて協力する(この辺はほんとに漫画を読んでくれ、書ききれぬ)

そして政はわずかに残った兵や信・テン(途中で出会う。はしかん。)、かつて秦と交流のあった山の民と協力しながら戦う、という話です。

 

 

 

 

 

原作リスペクト!よく2時間半でまとまったぜ

前述の通り漫画では5巻に及ぶ物語。飛ばすところあって当たり前なんだけど要所要所はきちんと押さえてて話が通じるよう再構築されてました

それでも、「原作見てないとつらいかな、分からないかな」と思ったのは、”原作愛ゆえ”の詰め込み方が原因だったかと思います。

物語はわりとばっさり割り切って、この主要人物がどう合流してどう協力するかを抽出しているのですが、

”愛ゆえ”にキャラクターの取捨選択をせずフルに出しているのが逆にウィークポイント。

ネット記事でも王騎を出すか出さないかの話があったみたいなくだりがあったけど

(いや絶対王騎はいるやろ!!!クライマックスで政が王騎に野望宣言するからグッとくるんやろ!!!)

その最たるキャラは壁、バジオウ(どちらも推しメン)

どちらもすごく良い人物で強くてかっこよくて、信に寄り添って一緒に戦ってくれる2人なんだけどそれまでの描写が短すぎる(というかほぼ無い)。

結局名前を呼ばれるのは王宮内に突入し最後の最後の戦いで深手を負った時。いやいや、初見の人に急にそこで新情報出しても混乱させるのでは、、、?

(ちなみに恥かしながら、私もここで「あっ、この壁みたいなだな〜と思ってたけど、やっぱり壁だったのね!」と思った)

 

 

 

原作リスペクト!圧倒的視覚的再現度

キャストや世界観演出は、文句なしの完璧な再現度でした。

流石有名なや役者の方々、見事にフィットしていた。

何より王騎よ・・・存在してた・・・王騎存在してた・・・

王騎のバケモンさというか大沢たかおのバケモンさにとにかく鳥肌が立った。

また、吉沢亮(漂/政)の顔つきだけでの政・漂の演じ分け!!!これは本当にすごい。パーツは一緒なのに別人すぎる。。。

同様に本郷奏多(成蟜)もあんなにヤベー顔できるんだ。。。って思った。

(成蟜については、信の意志の強さを確認させる演出のために、原作の左慈→ランカイの登場の順番が逆になってるんだけど、それゆえに成蟜の残酷さがちょっと弱めになってて腕を切られた時のヒステリック感が生かしきれてないように感じた)

山崎賢人(信)は鼻ふくらみまくるのが気になりすぎた。。。

あと、階級のしっかりしてる社会を表現するのに、人々ごとの所作が細かく違ってて差別化されてるのがいい〜。政は静かに歩くが信は肩を揺らしまくって歩く、みたいなかんじで。

咸陽の雰囲気、おびただしい軍隊の圧迫感の演出はCG集団白組。シン・ゴジラでも大活躍したこの会社、流石っす。(しいて言うならランカイはCG感強すぎ)

山の民の城の再現度もすごい。漫画で見たまんますぎて笑ってしまった

(この再現度をもっと見たいって点で牢屋にブチ込まれるシーン追加して欲しかった)

王宮がグーッとズームされているカット、廊下で役人があわただしく走っている細かい演出もGOOD。

 

 

 

 

映像100点、演出-200点

こ!!!れ!!!!!この映画の!!!!!一番の争点はこれ!!!!!!!!

再現、原作愛、かっこいい音楽、それをうまく使いこなせてない感が異常。。。

映画の上映時間は2時間15分なんだけど、4時間ぐらいに感じる、とにかく間延びというかメリハリがないような感じ。

(参考までに「この世界の片隅に」が2時間10分。この映画はあっと言う間に見れたので上映時間が長いのが必ずしもダレるという理由にはならないっぽい)

まず一番に気になったのは謎のスライドでのトランジション。なぜそのトランジションにした???今時YouTuberでもやらないぜ???このトランジションが出るたびに現実に引き戻された・・・

左右スライドだったのが唯一上下スライドになったのが成蟜の悪巧みシーン。いやその演出いる???と思ったのも束の間、山の王へ交渉に行くシーンはしっかりフェードインフェードアウトのトランジションで「いや今までの画面切り替えこれでいいやん!!!!!」と心の中で叫んだ。

その次に気になったのがとにかく「クドさ」。

さっき漂死んだばっかなのに漂の最期の回想シーンもう入れる???見てる側覚えてるから続けて???や、

このシーン1カットでよくない???この横顔必要あった???画面切り替えコロコロありすぎて大事なセリフ言いそうなのに見る側が落ち着かない・・・といったようなっ部分が目立った。

(これに関してはSONYがα9を機材提供してるっぽいのでそのカメラの性能を存分に披露したかったのかな?左慈戦ラスト覚醒した信の単焦点の寄りの画はかっこよかったなあ〜α9買うかあ)

 

動きのある映像も、例えば昌文君との合流地点へ向かう道中で、洞窟の天井から降り注ぐ光を浴びている政の引きのカットとか

グーッをカメラが引いていってそれを見る信の背中・・・!かっこいい・・・!ってなってるのに途中ピタッとカメラの動きが止まってえっ!?レール足りなかったの!?みたいな気分になった(考えすぎかもだけど)

あとこれは私が原作に影響されすぎて思ってたのと違った!と感じてしまったシーンは

ラストの、王騎と信が接近した時に「なんだこいつ!でけえ!」と信が思うようなところ。

ちゃんと物理守っててまあまあ大きい人間のサイズだった。。。もっと大きく見せてくれよ!王騎を!!!

そしてそのままラストシーン、政の決意を表明するところ

いや、山の民の動き!!!!!!!

完全にモンハンのキャラ選択場面みたいになってるけど大丈夫!?!?!?気になりすぎて集中できない、、、!

 

無事集結しキャストの名前が登場。はあみんな名演技だったね。。。色々思ったけど楽しm・・・ん・・・?まだ続くの・・・?えっ!もう一回名前出るの!?!?!?

完全に終わった気分にさせられてからの再び演技開始で困惑

しかも最初の名前でてるところの表示された名前と喋ってるキャスト全然被ってねー!正直名前いらねー!!!エンドロールのバック映像動かねー!!!

あとまだ政が喋ってんのにワンオクの歌い出し始まっててめちゃくちゃになってた。。。中国の舞台で日本語で喋ってるところに英語で歌入れるの、、、?すごく異文化交流、、、、

最後の最後までツッコミの止まない演出たちでした。。。

 

 

予告ムービーを見てみよう

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絶対本編と予告編集した人別だろ

めちゃめちゃ綺麗にまとまってる、、、原作読んでない人は予告しっかり見てれば大丈夫というような安心感をもある

女性NA入ってるんだけど、これ絶対本編もNAあった方がいいよ!!!原作どんだけ四角い吹き出しあると思ってんの!!!

 

映画だ映画だ〜と思って作るんじゃなくて、スペシャルドラマや大河みたいな感じで

物語の要所要所にフネさんの声で説明カット挟んでいった方がよりみんな楽しめるのでは?という感じ。名前や役職もガンガンテロップで出してくれ〜〜〜

 

とは言いつつ見終わった後に「輪虎実写誰がやると思う?私は綾野剛に一票」って会話したぐらいには続編希望しました。だってキングダム面白いんだもん。

だからこそ、原作を知ってる人が「やっぱキングダム最高だよな」ってなるだけでなく

原作知らない人も映画だけでしっかり理解して楽しめるような作品であって欲しいと願います〜

 

【トゥルーマン・ショー】人生の主人公を演じるのは自分自身/映画予告レビューネタバレ

 

トゥルーマン・ショー

 

名前だけよく聞くから見ましたという感じのいきさつ。

結果的に、詳しく知らず見た方がいい!という映画でした。

どちらかというと邦画の方が(ギャグではない)よく見るワイ、

ジム・キャリー???あのマスクマンの人???くらいの認識。

同じ人とは思えない演技力をまざまざ見せつけられひれ伏すしかなかった、っょぃ

 

 

あらすじ

最初は謎のインタビュー画面から始まる。

(前情報がある人はここで勘付くかもしれないが、何も知らない私はここを完全スルーした)

インタビュー後、”トゥルーマン”という男の生活が始まる。

保険会社勤務、朝のルーチンは近所の人々と呪文のような挨拶を交わし、売店で雑誌を買った後に双子の知人に保険の勧誘を行う事。

彼はこの繰り返される平凡な毎日に幸せそうに暮らしていた。

しかし、そのトゥルーマンの生活は、すべての人が知っているのだ。

 

トゥルーマンとは、テレビ番組として作られた人物。

企業に養子として引き取られ、生まれてから30年間大規模なドラマのスタジオセットの中で暮らしている。もちろん、取り巻きの知人、両親、妻までもがお金を払って雇われている演者。

トゥルーマンの生活は、24時間監視され、そのすべてをテレビで全世界へ発信されているのだ。

彼は当たり前のようにこの生活を受け入れ、毎日を過ごしているが、

全てがエンターテイメント、全てが作り物の世界なのである。

 

学生時代、このプロジェクトの真実をトゥルーマンへ伝えようとした女性がいた。

その出来事を機に、トゥルーマンは真実を探ろうとしていく。

(同時に、テレビ放送現場は大混乱)

 

 

 

「絶対成立させてやる」というリアリティ

ひとりの人生をパッケージ化しTV番組にするというシナリオ。

大胆すぎる!無茶苦茶!!!発想が天才!!!

でもこういうのって、映画だから成立するよねー。。。って思いがち。

ところが見て行くうちに、、、

あれっ、、、?あれっ!?これ現実ですか!?と錯覚するほどのリアリティ。

途中のネタバレ時でもサラ〜ッと説明してたんですけど、この番組を「成立させる」骨組みがガッチガチに作られている。

 

『1人の人間の人生を、テレビ番組としてコンテンツ化したい』

・どうやって人間を用意する?→養子縁組

・出会う人々や建物は?→ハリウッドの大型セット。人はキャストを大量に雇う

・セット内で生きている=太陽光が浴びれない→不足しているビタミンDはサプリで補う

・「他の土地へ行きたい」と言い始めたら?→父親を水難で亡くしたことにしトラウマを持たせる

・ それらの経費はどこから捻出する?→衣食住はスポンサーのものを使用

 

という風に、徹底的にビジネスとして成立するような作り込み。

ちなみに上記のような『理想のシーン』をスタートに、それを実現させるためあれやこれや考えるというルートは、「暗殺教室」「魔人探偵脳噛ネウロ」などで知られる松井優征氏がテレビ番組で喋ってた自身の漫画の作り方の話をもとに。

なるほどそれなら実際のテレビ番組でも作れそうだなあ…そしてこんなアヴァンギャルドな企画、賛否両論あれど高視聴率間違いない〜〜〜

頭の隅に、「水曜日のダウンタウン」の藤井健太郎氏がチラつく。

 

 

映画?ドキュメンタリー番組?

トゥルーマン・ショーのトリックのひとつに、「映画という先入観」があると感じた。

カメラワークが最初と最後で大きく変わって行くのだが、テレビ番組でした!というネタバラシ前では「なんか盗撮っぽい」「映画上の演出?効果?でわざとやっているのか?」というような感覚を持たされる。

ところがネタバレ後は、単純に「いつものルーチンワークを逸脱した行動をとるトゥルーマンに対応できず、テレビ番組のカメラマンが慌てて撮っている画」にしか見えなくなってくる。

前述した藤井健太郎氏が制作している「水曜日のダウンタウン」や、あるいはヒューマンウォッチ番組「モニタリング」などでよく見る構図ということ。

人間の脳ってのは非常に脆く、最初の思い込みでどうとでも解釈できるようになるんだなあ、、、とちょっと落ち込んだ。

そういえば10年くらい前、SMAPのバラエティ特番の映像を使って無理やりドラマ作ってたこともあったなあ。。。

 

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また、突然の雨が奇妙な降り方をしたところとか、完全に夕日が作り物だろ!ってツッコミ入れたくなるところとかも、「映画」の中で見ているから違和感がなかった。

なんだろうこの映画と現実の中間のような感覚。。。

 

 

どこまでがニセモノで、どこまでが見せモノ?

言い方が悪い事実だけど、「映画は作りモノ」であって

それをエンターテイメントとして消化していくのではなく

緻密な設定を積み重ね、現実に迫るリアリティを生み出した「トゥルーマン・ショー」。

クライマックスは、この作られた世界「シーヘヴン」から、トゥルーマンが脱出する。

最後のセリフは(しかもカメラ目線!)

「会えない時のために "こんにちは" "こんばんは"」

 

毎日のあいさつとして言っていたセリフ。

トゥルーマンは劇中、自分は作り物の世界に住んでいると気づきあらゆる行動を起こします。つまりもうその時点で、このセリフは「役者へ向けて”言わされている”ことば」という事に気づいていたのでは?

となると、トゥルーマン自身もまた「シーヘヴンで生活させられていることに気づき、脱出を試みた男」の演技をしていたエンターテイナーだったのではないか?とも感じて、シンプルな別れに深く深く考えさせられてしまった、、、

 

自分が生きている世界は作り物なのでは?という発想は、厨二の頃に乙一の「GOTH」を読んで触れたなあ。乙一トゥルーマン影響受けてんのかなー。

上に立っている人が生活をコントロールしたり考えをコントロールしたりっていうのは充分現実であり得る話なのでその点でも他人ごとでない。

 

【映画刀剣乱舞】とうらぶ処女と応援上映処女を同時に捨てた話/映画予告レビューネタバレ

刀剣乱舞

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任務、織田信長 暗殺ー

 

 

すいません。先に謝っておくと、ノー勉です。

本当にただ紅白に出てた刀剣乱舞チームを見て、実写映画化が非常に初心者にもやさしいという事を聞きつけて見に行って参りました

ミュージカルといえばテニミュの「あいつこそがテニスの王子様」をニコ動で見て腹がよじれるくらい笑ったのが最初の出会い、あとがんばって勉強しようと思ったらペダステでどうやっても自転車が見えてこなくて挫折しました

そんなおいらがまさかの「応援上映」で映画を観に行ったのでレポしていくzo

 

 

 

 

 

あらすじ

めっちゃ先の未来では、過去の歴史を改変したい派の人間「歴史修正主義者」がいて、タイムスリップして過去をめちゃくちゃにしようと企んでいる。

それに対抗して「審神者」(めっちゃ偉いっぽい)という人が、刀剣の付喪神「刀剣男士」(ここが主役です!!!)を生み出し、歴史修正主義者と戦う物語。

映画では戦国時代を舞台に、歴史修正主義者が"織田信長が本能寺で死なない歴史"を作ろうとしている。

ふう・・・かっこいい漢字が羅列されてておれの厨二が疼くぜ

 

 

 

初心者への導入と世界観の構築度◎

前情報の通り、非常に初心者に分かりやすい作りで、何も知らない私でも楽しめました!

たぶん色々もっと深い設定とかあるんだろうけど(オタクは難しくて細かい部分の謎設定が大好きだから)、最低限これとこれとこれ!というようにポンポンと最初に説明が入り

あとはナレーション(イケボ)やセリフ(イケボ)で補足されていくようになっているので、物語がダレることなくテンポよく進んでいってました。

そしてその説得力を増す、圧倒的な世界観!

刀剣男士の拠点?は未来という設定ですが、それを感じさせないレベルで日本家屋。

タイムスリップする戦国時代も日本家屋よ???って感じなんですけどここの世界観の強度が高くてうま〜〜く差別化されてる。

タイムスリップ時の絵と拠点の絵を見比べると、ビミョ〜にタイムスリップした時の方がコントラストが強め(な気がする)。

全体的に色温度は高めで、特に拠点の方へ戻るとさらに温かみを感じる演出。

もちろん後半のバトルシーンになると拠点の方も気持ちコントラスト高め。

この微妙な差別化でよりわかりやすさを出している〜

 

 

徹底され尽くした「美」

2.5次元俳優って名付けた人てんさいだよな

本当に美しい俳優陣たち、、、そしてその美を更に高めるようなグレーディング(色合いのことです。横文字が使いたかっただけ)。前述の通り一般の映画よりも淡めの色設定で作成されている。化粧品などの女性向けCMでよく使われているような感じ。

 

新木優子が仕事に、人生に迷う女性を熱演/カネボウsuisai」PR Webドラマ

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高いカメラかつ高いグレーディング能力がないと出来ない技。

化粧品CMで好まれる=美しさを高めるイメージの映像ってことでこの色合いは理にかなっている。あと監督調べたら耶雲哉治氏でなるほど〜と勝手に納得した。

 

WEAVER「こっちを向いてよ」MUSIC VIDEO

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耶雲哉治監督のプロモーションビデオ

 

光の使い方いいっすよね〜〜〜

完全に刀剣男士が行って来ますの時、監督の好みモロ出てる感じがニヤニヤする。

 

あと、とにかく気になったのが

「絶対キレイに撮ってやるマン」とでも言わんばかりの黄金比率キープ。

 

映画学校:構図の基本

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この3分割フレームの徹底ぶりはすごい。

こういうきちんとした構図の画の積み重ねで美は生まれていくのね。。。スキンケアと一緒だ。。。

 

 

 

応援上映ーそれは、上流階級の遊び

初の刀剣乱舞が初の応援上映だった件。ホットな作品だったし盛り上がってるやろ!ちょっと見に行ってみよ〜って感じで行きました。

結論から言うと、無知の時点での応援上映は難易度高かった。

なんか、葬式で前の人のお焼香確認するくらいのソワソワ感あった。

感覚的にはTwitterの金ロー実況の実写版。オタク特有の声があちらこちらと飛び交い、拍手や「おかえりー!」コールなどで一体化する劇場。。。

からの追い討ちをかける「実装マダー!?」みたいなゲームやってないとザワつかないネタとかも出てて「うう・・・わからない・・・」と上映中に20回つぶやいた。

というわけで応援上映はある程度熟知している時に突撃した方がよいっぽい。私も声出せないから参加できないの申し訳なかった。。。

あとストーリー上重要な刀剣として、織田信長が持っていたとされる刀剣男士が登場してたりするんやけど、そのあたりの刀剣のバックボーンをもっと深く知っておけばより楽しめるんだろうなあと...そりゃみんな刀剣見に各地行くわな...

 

 

 

予告ムービーを見てみよう

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ここで改めてちゃんとわかりました西暦2205年ですね

予告も、きちんと知らない人へわかりやすく伝わる構成になっててGOOD!

この使用されてる映像でも3分割フレームの徹底っぷりが垣間見える、、、

1分間で完結できるよう、駆け抜けるバトルシーンをギュッと凝縮している編集。

実は劇中にはまったりしてるシーンもあるんやけどそこを大幅カットで、ただひたすらかっこいい!って部分を抜粋しているのも、見た人が予告と本編のギャップを感じてときめけるポイントなのかも。

 

【バクマン。】ただ、好き。友情・努力・勝利で駆け抜ける青春/映画予告レビューネタバレ

 

バクマン。

 

 

 

原作知ってる人からすると実写は賛否あったみたいだけどアニメも漫画も未修者のワイはとても楽しめたでござる

神木隆之介くんがシュージンの方???と最初は不安だったけどベストキャラ、

(ていうか、神木くんは子役の頃から私の中ではかわいいかわいいで育っているので、こんなガツガツ「男子」って感じで来る想像ができなかった。想像力のNASA

佐藤健もそっち!?って感じの印象でしたが「何者」のキャラを踏まえると納得の配役。

よく「スクールカースト上位系男子だけど人生に物足りなさを感じている人」役を東出昌大がやっているように、ちょいズレたベクトルで「地味で人生に物足りなさを感じている人」役ポジションを確率しそうです佐藤健。あくまで勝手なイメージ

もちろん2人だけでなく他のキャストもかなりハマり役だったと思います!

小松菜奈、モデルだけあってシンボリックな存在がめちゃいい。あとあんなアイドルおったら絶対センターやろなんで後ろの段に座ってんねん

 

 

 

 

 

 

あらすじ

漫画家の叔父の影響で漫画大好き!絵もめちゃ上手いねんのサイコーと

絵が描けないけどシナリオ得意やねんのシュージンのバディ物語。

”高校生活で部活も勉強も打ち込んでない。漫画に本気になろう!”

声優を目指すクラスのマドンナと勢いで約束を交わし、お互いの夢を駆け抜けていく。

2人の才能を見つけたジャンプ編集者の服部と、同時期にコンクールを争う他の漫画家たちと触れ合い、一筋縄ではいかない漫画家の夢にもがき苦しみ、戦い続ける。

既に同年代で連載を始めている新妻エイジ(やな奴!むかつく!)も現れ、ふたりの「高校生×漫画家」という二足の草鞋生活はさらにヒートアップ、、、

 

 

ワクワクの具現化

なんといっても2人が熱中しているシーンの演出はすごくないですか

最初の「編集部に持っていく用の漫画を作ろう!」の時点では

まだ右も左もわからないのでノーエフェクト。

本当に何も出てこないけど、一生懸命いま持っている知恵で戦っている感じ。

そして次の手塚賞へ向けた漫画作成ではネームを使った演出。ようやく収まる絵の構図やセリフまわしの感覚が掴めたか?のようなイメージ。

その後の連載へ向けた漫画作成ではプロジェクションマッピングという演出。

イデアが止まらない!描きたい!ネームに収まりきらないほどのアイデア!溢れまくる!と言わんばかりの映像美。

連載レースでは、今まで「現実世界>漫画」だったが、完全に「現実世界<漫画」にのめり込む(ここの新妻エイジの背中の羽がダサすぎて-200点)。そして行き詰まると実写映像に戻り、見ている人ごと「現実」に引き戻される。

最後も戦況は厳しいけど、それでも得た仲間たちがいて、一緒に努力するというなんとも"""ジャンプ"""的演出。そしてそのまま勝利。THE ジャンプ!

もしこの映画が漫画だったら、同じように読んでてワクワクした頭の中をしっかりと具現化しているような映像たち。良い〜〜〜

(監督が「モテキ」の大根仁ってことを後に知り「それでか〜!」ともなった)

 

あともう一つジャンプっぽいなって思ったのは、2人が高ぶるシーンとかのセリフが「ウオー!!!」っていう、なんか1ページ右端1/3使って吹き出し付けてるみたいな感じだったとこ。

 

 

 

2時間かけて味わうサカナクションのLP

第二に思う「いや、曲おしゃれすぎやろ!」。

そしてそのオシャ曲に合わせてグーンと頭上から作業部屋をなめるカット。

そこでおれはこう突っ込んだね『JTのCMかよ!』

 

[JT CM] 「ひとつずつですが、未来へ。」 協調ある共存篇 【公式】

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toeだ〜いすき

 

完全にこっちのが後発なんでJTバクマンファンがいたと思う

「ジャンプ」感を出すならもっとジャキジャキのロックとか、LOUDNESSばりの拳上げちゃう系ギターソロでもいいのに、あえてこのエレクトロ感。

なんならオープニングシーンはマキシマムザホルモンの「予襲復讐」を彷彿とさせる

 

マキシマム ザ ホルモン予襲復讐』 Music Video

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完全にそういうイメージと切り離す楽曲たち。でも違和感がない。

SEで強調されている「ペンを走らせる音」を邪魔しないかつ高揚感を持たせる音楽。

挿入歌というよりは確実に映画と共存してるような感じ。山口すごい!

なのである種、これはサカナクションのアルバム。映画と同時にCDをセットして再生しているようだな〜と思った。いい意味で、「浮いて、聞かせる」(もう既にタイトルでありそう)

ちなみに個人的一番この使い方スキィ!ってなったのは、体育館の人々を見てシュージンにアイデアの神が降りた時のシーン。グワーってアイデアが溢れるに合わせて音量があがって、その後「ヘッドフォンの音」としてシャカシャカ残すところ。ズルい。サントラどこで買えますか

 

からの最後の新宝島!この曲も「ワクワク感」がすごい〜〜〜

何気なく聞いてたけど、

次と その次と その次と線を引き続けた

って歌い出しやばない!?尊・・・

既にめちゃいい曲でめちゃヒットしてMVもワールド炸裂だったのに映画を見てからだとまるでバクマンの為に存在されている曲にしか思えない変幻自在・・・友近かよ・・・

 

 

 

全てへのリスペクト。「好き!ほんと好き!」が止まらない

いや小畑さん頑張りすぎ なんぼほど絵を描いたんですか

これまたどーやってんの!?と思う、短期間で画力が成長しているように見せれるネームの書き方。わざと下手に描くってできるんだ。。。

ヒカルの碁DEATH NOTEの振り幅すごい何でも描けるのがプロなんだよねすげえ

各キャラクターでテイストも変えつつ、でも小畑さんだ!って分かるとこっちも嬉しくなっちゃうもんね(なんで)

ただ難しい漫画のいろは部分は私も知らないのでカラー絵は全部「小畑さんだ〜〜!!!」ってなってたあほだから

 

結構どこのレビューでも評価高いのはエンディングですよね〜ここのリスペクトが止まんない。

の、前の最後の2人の会話もグッときてるので語らせてくれ。

打ち切りまでのシナリオで私たち見る側は「漫画家の2人」を応援している感覚だったが、最後の最後で「漫画が大好きな高校生2人」に戻るのがすごくいい。結局この、「めっちゃ好き」っていうコアな部分が念押しで入ってきててGOOD。ほんで新宝島歌い始めてるのに喋りが止まらない!いやオタク特有!いやめっちゃ見覚えある!

からのエンディングで、「今まで我慢してたけど、製作陣もマジで漫画LOVEなんです!!!ここだけ!!!ちょっとここだけアピールさせて!!!!!」みたいな流れが面白くて、思わずニヤニヤしてしまう。。。

そして皆が絶賛している圧巻の「本棚エンドロール」!

ドラゴンボール・ワンピース・ハンターハンターなど歴代のヒット漫画が…と思っていたら、役職をタイトル名、担当者を作者名に貼り付けたクロスオーバー本が続々登場(全部オマージュ!)

ポケーっと見てたけど、気づいたのは「衣装の拳/伊賀大介」から。伊賀さん知っててよかった、、、

(この人のスタイリングまじで好きです。本編のキャラの衣装があまりにも馴染みすぎて完全に見逃していた、、、2周目は衣装もチェックしながら見たい)

これ本人たち、背表紙持って帰れるんかな。。。羨ましすぎる、、、

その合間にも劇中の漫画家達が描いた本も単行本化されててウルっと来るっていうね。

(漫画家たちが集まって漫画の名言で盛り上がるシーンでグッと来てるから余計に目頭熱い)

最後の「ずっと待ってる」で締めくくるの、「漫画好きの高校生2人」に戻ってからの流れなので、そういう「好きを原動力で生きる」人々へのジャンルレスでのメッセージになってるのもいい!おいらも好きなことで食っていけるよう頑張りまーす

 

 

 

予告ムービーを見てみよう

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突然の田中真弓なんだが

本編まるまると新宝島結構合ってない気がする。。。

挿入歌用の曲のマッチングが抜群すぎてそこだけず〜〜〜っと違和感があるお

全体のバランスはいいけど田中真弓新宝島のあわなさで、本編とのテンションがちょっと違うから予告見て行ったら思ったよりも静かだったみたいな感じになりそうな気もしなくはないです

 

あと言うタイミング逃したので最後に言わせてください

この新井浩文、ちょっと前の菅田将暉みたいよね

クドカンクドカン感がすごい

 

 

【七つの会議】あの強面の上司も、実は上層部の人間に怯えているかもしれない/映画予告レビューネタバレ

 

七つの会議

nanakai-movie.jp

正義を、語れ。

 

 

アア〜公式サイトから滲み出る半沢直樹

 

最初、この映画を知ったのは

セブンイレブンとのコラボでドーナッツを販売していたところから。

「ふーんお菓子とコラボ?まあ美味しいからな」と思っていたけど、実はこのドーナツが劇中で大切な役割を果たしていた。

タイトルを見た時は「十二人の怒れる男」的な舞台脚本映画か???という印象でしたがめちゃめちゃ取引先とか行ってた。裁判中、あるいは出勤中その瞬間で各キャラクターを最大限に引き出すっていうところは似てるかも。

 

 

 

 

 

 

あらすじ

とある中堅メーカーの営業課には、お抱え社員の八角という男がいた。

体育会系の社内では、いつも腫れ物的存在。

ある日、営業トップの坂戸から説教(けっこうひどい)を受ける。

それを元に八角は坂戸をパワハラで訴え。重要なポジションの坂戸はあっけなく営業課からいなくなってしまう。

という所から、その会社の他の社員の話へと次々とフォーカスしていく。

空いた坂戸のポストにつくことになったが、プレッシャーがエグいのと坂戸の行方が心配な原島及川光博)(ミッチーのオーラゼロですごい、オーラって消せるの?)

仕事を辞めると決心したが、その前に会社に何か爪痕を残したい浜本優衣(朝倉あき)。

八角に一泡吹かせたいカスタマー室の佐野健一郎(岡田浩暉)。

営業課の粗探しをしたい新田雄介(藤森慎吾)(ハマり役。最近藤森、ヒプマイ作詞や俳優活動など有能すぎる個人的評価↑↑↑)。

営業担当が八角から坂戸に変わった途端、取引を打ち切られて存続困難になっているねじ六の三沢逸郎(音尾琢真)。

その人々たちと八角を紐解いていくと、会社の重大な秘密が明らかになっていく。

 

 

現代版「蟹工船

池井戸潤作品ってだいたい労働者目線だけど!

お給料を貰うために毎日働いて、お給料を増やすためにいい成績を残して出世していくっていうそれだけなのに、無理難題を言ってきたり気に入らない人間に嫌がらせしたりどこもあるのね〜〜〜

実力主義、数字が命!とにかく売りまくれ!な会社を舞台にした映画。

主人公は営業の課長という絶妙なポジション。一番風当たり強いんじゃないかしら。。。

と思ってたら案の定営業部長に絞りあげられていく。成績が良ければ手のひらを返すように機嫌がよくなる。そりゃゲロも吐くわな。。。

シナリオ構成はそういった私たちの身近なポジションの人から徐々に取引先や他の課、さらには上層部へと順番に規模を広げていくようになっているので、

最初に感じさせた「この感情!あるある!」を、各場所にシーン移動した時にも

それぞれの悩みをなるべく余所事と思わせないようにしている。

そして「あんなにたくましく思われていたあの課長が、パワハラ疑惑をかけられ自分の人生が変わってしまう絶望の顔」や「いつも厳しく叱っているあの部長が、副社長や社長の圧力に怯えている顔」「上司に従ったが故にずっと抱えていた葛藤が溢れ出し号泣する姿」にグッと引き込まれるのである。

メーカー子会社なのでその憎たらしい社長もまたメーカーの上層部に怯えてるんだけどね。

で、結局大本のお偉いさんはそのポストのまま、下の人が責任を取らされるっていう結末。いやあんたたち蟹工船読んでないの?いつまでその体制続けてんのよ、、、!って最後も後味が悪い感情になり、それを代弁するようにややこしや(野村萬斎)が語りながらエンドロールが流れる。

いちお、池井戸潤本人は「モデルはない」と名言しているけど、あんまりにもリアルで鳥肌が立つシーンも。

 

 

 

いくつもの会議と「七」という数字

 「七つの会議」ってどれのこと???とりあえずどんな話し合いがあったかをおぼろげに思い出してみる

・営業成績報告会

パワハラ処分を考える会

・ドーナツ販売許可くれや会議

・営業成績報告会2

・型落ち商品売ってくれや会議

経理が営業にマウント取りたい会議

・御前会議(ここだけ明朝体

八角事情聴取

ネジ屋へのアポは会議に含めるのか?過去の不正風景の話し合いは?とかを含めると全然七つどころではない。原作には何かしら明記されてんのかな。ドラマの方も未チェックなゴミなのでまた調べておきますね。

普通に会話シーンや調査シーンがあったので、書き出して見て会議の多さにドン引きしてる。日本人、話し合い大好きね。。。

 

この「七」という数字自体に意味合いがありそうな感じ。

登場人物の中に数字の名前が付くキャラクターが何人かいるけど

ミッチーの「原島」、悪顔の「佐野健郎」、ねじ沢親子。

という風に、全員七以下の数字で収まっている。

で、唯一 八角だけがそれ以上の数字を含んでいるという構図。

八角は社員の中でも浮いていたけど、 最後の最後で完全にこのストーリーの第三者的目線で登場してくる。

「劇中の社員」⇔「劇外の道化師」という振り方をする為に野村萬斎だったんだな!という納得の配役。俳優以外の二面性を併せ持つ、なおかつ狂言というバックボーンから人間の愚かな部分をコミカルに語っていくラスト。圧巻です

 

 

本当に「仕事」出来てる?

ズルって無くなりません。

数字だけが上がればそれが成功なのか?働くのは組織の為なのか?

企業1984感。もちろんチームは誰かがまとめて動くけど、リーダーが人道的部分を欠いたら自分たちも従わなければ立場が無くなる。

組織上の「いい人」と道徳上の「いい人」が真反対。

ドーナツ車内販売を根付かせた浜本さんが、『結局、やりたい仕事をこなしたのは君だけだ』と言われるシーンの重み。。。

自分の強みを各々が発揮できることが理想な会社なんだろうけど、いやはや「歯車」と言い得た人は上手な言葉選びをしたよなあ

 

そのあたりも交えて劇中歌「メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ」/ボブディランを聞くと染みる〜〜〜

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めちゃくちゃ時系列やんけ

邦題は「心のままに」。過去形の英文を使用しており、後悔や傷を癒すとかそういう祈りの歌。映画館の音響で聴けて最高〜。

 

 

 

予告ムービーを見てみよう

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いかにも序盤で社会を揺るがす大事件が起きてるかのような構成だけど、これはまじで最後の10分の出来事っす。しかも八角は事件を公にしていませんので、、、

といっても会話や考える、(言い方は悪いけど)「地味なシーン」が中盤はほとんどなので、香川照之の「売りまくれェ!」の次に持ってくる画は難しいよな〜

(って、終盤にはオラついたり泣いたり、この1分半での香川照之の情緒不安定すぎる感を否めない)

八角居眠りシーンも一回暗転で落としてる。苦肉の策であろう。。。

その後の構成はグッド。アイキャッチむずかしいよねきっと、この映画。。。

あとこの映画でグッと来たのは影を使用したカメラワークで、その画もきちんと予告に組み込んでいて感動。そうそう、この映画の映像美は!この影!

 

ロゴに登場している「飛行機」は、劇中では言葉くらいでしか触れてないけど

飛行機が安全に飛べる為(にきちんと製品を社会へ届ける)の会議、みたいな意味合いなのかな?という考察です。

 

 

【紙の月】映画本編と、予告編を徹底レビュー!

 

紙の月

 

ほんまに宮沢りえか????ってくらいオーラをバチクソに消したスタイリング。スタイリスト凄すぎるよまじで!

 

まだATMも発達していない、1994年という設定だそうです。ちょうど私が生まれたばかりの時代なのでリアリティーには少し欠けたかも。。。

 

ただ、序盤の”イケてなさ”の再現度はまじですごい。「私のことか???」みたいな(わたしはもっとイケていない、上澄みだけを共感させてもらえているのである)

こんな美人で仕事もそこそこできて、何不自由のない生活、、、でもこの物足りなさは何!?みたいな!

ほんで田辺誠一(旦那)(ハマり役すぎ)のなんていうんかな、金も持ってて、容姿もよくて、 でもなんか心から好き!結婚したい!とは言えないキャラクター…

いや、頑張ってペアウォッチあげたやん!気に入らないとは決して口にせず、シレッと高級ブランド品(免税)の時計をプレゼントするっていうね、、、

ブランド名こそ言ってなかったけど、ありゃコーチとかセイコーだね(憶測)

 

そんなループから抜け出したい!で大学生とランデブー、彼氏を救済するために横領マン始めるというシナリオ

 

途中途中にミッションスクール(キリスト教系の学校)の子供達の話が入ってくるんだけど

そのインサートが無ければ、あんまりにも自分が住んでいる世界と違いすぎて理解できなかったかもしれん。。。

そっちは、「自分の小遣いを貧しい人にすこしずつ分け与えましょう」って教えで人を救済する快感?に飲まれて親のお金を盗んでまで募金するみたいな話。たぶん

聖歌もおそらく映画にマッチしたようなものを選んでるんだろうけどこの辺は知識無くてわかりませんスマヌ〜〜〜

 

そしてこの教会の世界観を彷彿とさせるような小林聡美大島優子の天使と悪魔感。

ていうかもうみんなハマり役すぎね!自分の住んでる世界とのギャップがあるけど、それを埋めるようなリアリティをものすごく演出している。。。もうなんなら大島優子はあのままの性格なんちゃうかなってくらい自然なのだが

(とかいいつつ池松壮亮は意外だった。セトウツミのイメージがあったので)

 

宇多丸氏のウォッチメンでは「お金を使う快感」という言い方をしていてなるほど〜〜って感じだったんだけど、とにかくそういう「見たことない世界・自分」をお金で買っているというイメージ。

あの短期間で、暗いラブホテルでひっそりとラブラブっていうスタートから大金はたいてリゾートホテルでバイキングというエレベーターっぷり。

だんだん感覚が麻痺していって、もっと強い刺激が欲しくなる感じ。ていうかこういう時あるあるだと思うんやけどこういう時に惹かれる男性ってだいたい爆弾抱えてない???あのダメ男引っかかりマシンと化してしまうあれなんなん???

(ていうかムービーウォッチメン面白すぎん???)(ウォッチメンで歌の解説もしてたので賛美歌気になる方はそちらへ)

 

 

ほんでオーラ0の宮沢りえがみるみるうちに垢抜けていくんやけどこの変化やばない?

序盤の根暗感満載の女性と本当におんなじ年齢ですか???みたいな弾けた、笑い方も豪快になっていく

これはインスタですか???資生堂のCM???みたいな女性へ変貌。

ハッキリとわかりやすく服装も変わっていくんやけどスタイリストほんまやばない冒頭にも言ったけど!!!

んでググったら小川久美子さんという方が衣装担当っぽい。

「怒り」、「キルビル」なども携わっている模様。

 

やべえ情報商材で一儲けした人ばりの国外逃亡で終了。

 

 

 

 

 

 

 

 

予告ムービーを見てみよう

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おおー!綺麗にまとまってる!

最初にクライマックスを少し挟んでアイキャッチ、簡潔なダイジェスト(この大島優子の甘い囁き、本編でもゾクッとします)からの賛美歌で盛り上げ!いいんじゃないですか!

衝撃の結末かっていうとそうでもねかったけどな

もう吉田大八って文字見ただけで見に行くけどね俺なら

あとこの予告からでは想像できんぐらいベッドシーン多いけど、ちょっとその辺割愛されてますよね

全体のバランスを考えるとその尺になるんだよなきっと、、、

 

 

【何者】映画本編と、予告編を徹底レビュー!

 

 

何者

 

「就職戦線異常なし」の平成ver.とでもいったところでしょうか。。。

もうこの映画と比べたら鬱映画が余計鬱に感じるんやけどね、、、なんなん、就活生一人一人にご馳走や旅行プレゼントって、、、

「就職戦線異常なし」は、『めっちゃ豊かで自由だけど、本当の幸せってなんだろう?』みたいな雰囲気で

主題歌の「どんなときも」(槇原敬之)の歌詞の冒頭もこんな感じ↓

僕の背中は自分が 思うより正直かい?
誰かに聞かなきゃ 不安になってしまうよ
旅立つ僕の為に ちかったあの夢は
古ぼけた教室の すみにおきざりのまま
あの泥だらけのスニーカーじゃ 追い越せないのは
電車でも時間でもなく 僕かもしれないけど

 

一方「何者」の主題歌「NANIMONO」(中田ヤスタカfeat.米津玄師)の歌詞↓

踊り場の窓から 人並みを眺めていた
僕らはどこへ行こうか 階段の途中で
不確かな言葉を携えて 呼吸を揃えて初めまして
そんで愛されたのなら大歓迎 繰り返し向かえ遠く向こうへ
結局僕らはさ 何者になるのかな
迷い犬みたいでいた 階段の途中で

 

前者は「きちんと前へ進む」前提な感じがするけど、後者はまじでうろたえてる感が拭えない...ワードだけでここまでズシンと重たくされるという

 

ほんで私が就活してたのがこの映画が公開される1年前だったはずなので、もうドンピシャです。

就活だけで集まったメンバーって超脆いというか、上っ面というか...みんな人生を左右するライバルなわけで、いいところよりも粗がどんどん見えてくる感じ...

結局、就職した後にも安定なんか来るわけないし、働いてみないと実際の会社の様子なんてぜ〜んぜんわかんないのにね

しょーもねえ上の人間の欲望で突然会社無くなったりとか平気である世界だで

 

で、映画前半も、そういう「上っ面な関係」がダラダラダラダラ続く構成。

この編成が、実は後半の畳み掛けに響いてくるんやけど。

主人公が大学時代に演劇にめちゃめちゃ熱心だったって設定通り物語のメインの動きをする場面もほぼ固定化されてます。

「舞台脚本が映画化されたとき、こういう感じ!」をそのままやってる

 

そして各キャラクターの上っ薄な性格がじわじわ紹介されていく。

このダラダラ感の間で、否が応でも見る人に「各キャラクターの粗探し」をさせてしまうんよね!!!

佐藤健…ネトストガチ勢、カードゲームアニメやったら主人公のバトルのとき横でヒロインと一緒にやたら詳しくカード解説するタイプのキャラやん

有村架純...一番現実的よ、ほんまに

     就職後にやべー情報商材に引っかからないで欲しい

二階堂ふみ...おったー!こういうやつ、おったー!!!

      めっちゃ仲良くはなれんけど、フェイスブックで意識高い近況報告されてはああ、、、おれはなにもしてねえわ、、、とちょっと凹ませられるタイプな。

岡田将生...こいつ絶対箕輪厚介の本制覇してる。NewsPicks購読してる。

     「昨日のアベマ見た?」とか言われそう

菅田将暉...結局こういう裏表ない人が一番歓迎されるんよ、就活はよ!!!

     実績がどうとか基本即戦力にならんから、よっぽどすごい大学や研究をしてない限りは人間性が大事なんよな!!!

山田孝之...研究職とか技術職とかに無事就職してほしい、いやバイトなんでカフェやねん(実はめっちゃコーヒー好きでそういう関連のアプリケーション開発してたりみたいな裏設定だったら速攻で惚れる)

 

で、最後に「実は薄っぺら舞台でした!!!めでたい!!!」という突然のスピード加速、主人公の激ヤバ素顔と共に

「あなた、見ている中でこんな感じに各キャラクター分析して、なんならちょっと粗を見つけて自分より下に見て安心してましたよね???」

っていう完全にこちら側を見透かした大どんでん返し。

めちゃめちゃ脇汗ジワったよね。。。

ハッ、、、すみません上記のキャラ解説して一笑狙ってしまいました、、、ごめんなさいほんとうにごめんなさい、、、

 

そして「桐島〜」の東出くん同様、佐藤健はハッと気付いて再スタートする。。。

 

朝井リョウ作品好きすぎて語りすぎましたyo

 

 

 

 

 

予告ムービーを見てみよう

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 うーんなんか思ってたのと違う、、、?

曲の切り方も中途半端だし

(もしかしたら「人生が始まるー」ってワードを活かしたくて無理やり冒頭から曲を使いたかったのかも?)

完全に最後の男性NAの「何者!」もいらん気がする。

舞台上的演出、閉鎖的空間がこの映画の醍醐味なので、第三者の声は聞きたくなかったって意味です。

 

あと場面転換が少ないから何度も何度も拠点地→説明会→その他のループになっててメリハリがないZ、、、前半ダラダラしてる映画だから仕方ないのかもなんだけど

就活シーン、1〜3年の大学ライフシーン、鬱シーンともっとくっきりしてほC、でも役者がビックネームだらけなので最後どうしても役者紹介したかったんだろうな〜〜〜

 

 

個人的に一番パンチラインだった「頭の中にあるうちは全部最高傑作なんだよ」というセリフが使われてなかったので残念。(このセリフの私へのブッ刺さり方はレベチ)

目をつぶって頭を洗ってるときに、後ろに人がいるんじゃないかと錯覚してソワソワする気持ちが襲ってくるような作品。

曲がポップなのもあるけど、そういうソワソワ感を感じれる予告キボンヌです